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2013年1月22日 (火)

[Article] 日の出位置の南北方向への運動とその周期

ネミィ[1], ユリノ[1]

1. アストルティア大学

Abstract

カミハルムイ在住のロコ氏の談話によると、地球と同様にアストルティアにも『年』という時間の概念が存在する。また、各地を訪れた冒険者達からも、日の出/日没位置が南北方向へ動いている、昼の『太陽』の動き方が地方により異なるように感じるといった報告がなされている。

今回の調査では、日の出位置の南北方向への移動について観測を行い、アストルティアにおける『1年』の長さを調べた。
その結果、アストルティアにおける『1年』は、地球時間に換算した場合6日であることが明らかになった。

Introduction

これまでの冒険者達の証言から、アストルティアにおける昼と夜の時間は、共に地球時間に換算した場合36分間であることが報告されている。しかし、『年』についてはその概念が存在すること及び日の出/日没位置が南北方向へ動いているといったことが確認されているのみで、『1年』の長さについての観測は行われていない。

そこで、我々は『アストルティア暦』作成プロジェクトの一環として、アストルティアにおける『1年』の長さを測定することにした。
 
Materials and methods

観測はジュレット住宅村、白亜の臨海都市地区にて行った。臨海都市地区の丘からは東方向の水平線が一望できる。
地球時刻からアストルティアの日の出時刻を算出し、その時刻毎に日の出を目視による観察、その後写真撮影を行い、日の出位置のずれを確認していった。

Results

初めに、日の出位置の見かけの運動周期を決定するために、Table 1の計5回にわたって観測を行った。

Table1

時刻はいずれも地球における日本標準時

Fig1

Fig 1. 各観測での日の出位置の移動方向

まず、観測1と観測2の観測から、地球時間における72分(アストルティア時間における1日)あたりの移動幅を測定した。日の出位置は東南から北方向へ移動していた(Fig 1)。
次に、地球時間における1日あたりの移動幅を測定するため、観測3を行った。日の出位置は真東を超えており、観測1と観測2の間の移動幅から北へ移動中と考えられた。
次に、直近で日の出位置が真東に来るおおよその時刻を推定して観測4の観測を行った。日の出位置は真東よりやや南側に位置しており、その後目視で南への移動が確認された。このため、日の出位置が真東であったのは地球時間の11/21 18:54又は 11/21 20:06と推測された。
最後に、地球時間における7日あたりの移動幅を測定するため、観測5を行った。日の出位置は第3回よりも更に北側に位置していた。
これらの結果から、日の出位置の南北方向への運動周期、即ち『年』の周期は、地球時間に換算した場合おおよそ6日であると予測された。

そこで、我々は冬至、夏至、春分の日を予測し、Table 2の日時に再び観測を行った。その結果、日の出位置が予測と一致し、周期が6日であることが確認された(Fig 2)。

Table2


Fig2a

Fig2a. 12/2 最北端


Fig2b

Fig2b. 12/5 最南端


Fig2c

Fig2c. 12/6 真東


Fig2d

Fig2d. 12/8 最北端


Discussion

この結果から考えられることは、アストルティアが球状の天体であり、その地軸が傾いていること、さらに、『太陽』の周囲を公転している可能性があるということだ。
地球から太陽を観察した場合、地軸を傾けたまま太陽の周囲を公転するため、夏には見かけ上の太陽の位置は北側へ、冬には南側へ移動する。
今回、アストルティアでも同様の現象が確認され、その周期が解明されたことは、アストルティアも地球と同様に、自身よりも遥かに質量の大きい恒星の周囲を公転する惑星である、ということを裏付ける重要な要素のひとつであるといえるだろう。
しかし、夜に観測される『星』は見かけ上動いておらず、観測開始以降日の出の時刻が一定である等、地球とは異なる現象も多く、アストルティアが惑星である、と結論付ける証拠は未だ不十分である。

今後、昼の『太陽』の高度変化について、『年』単位での高度変化の観測、及び世界各地での同時多地点観測を行っていくことで、アストルティアと『太陽』との相互関係が明らかになっていくだろうと期待される。

References

1. "Orbit". Wikipedia, http://en.wikipedia.org/wiki/Orbital_revolution



 

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コメント

ちなみに軌道衛星上では地球時間での24時間にあたり16回の「日の出・日の入り」が観測できるそうです。http://blog.jp.twitter.com/2013/04/blog-post_11.html

一方アストルティアは72分で「日の出、日の入りの循環」が観測できますので、24時間あたり20日が経過することになります。なので地球の宇宙飛行士が感じている時間経過と、アストルティアで感じるそれはそれほど遠くない。

もちろん、観測できる天体の位置関係から、軌道上にある衛星状の物体から見える天体ととアストルティアのそれの間に類似性や相関性を見つけることは相当に難しいですが、ゲームの外にも同様の時間感覚を持って生活を行なっている人類が存在することには、奇妙な偶然を感じます。

かっこいい!

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